第4回 川越市

青梅信用金庫の支店のある町をピックアップして紹介する『あおしんさんぽ』。
第4回は、川越市を訪ねました。小江戸川越と言われるように、江戸との関わりの深い寺社や、江戸情緒を今も残す古い町並みを訪ねてみました。

  • 1 川越大師「喜多院」と周辺
  • 2 川越氷川神社
  • 3 蔵造りの町並み周辺
  • 4 大正浪漫通り4 大正浪漫通り
  • 5 小野食品とうふ
  • 川越支店

1. 川越大師「喜多院」と周辺

埼玉県川越市は、JR川越線・東武東上線(川越駅)・西武新宿線(本川越駅)が乗り入れていて、都内からも1時間以内で行けるアクセスの良さもあり、近年人気が高まっている観光スポットです。
まずは、だるま市で有名な「川越大師」に向かいます。天気の良い日はどの駅からも歩いて行ける距離ですが、川越駅から巡回バスが出ていて、1日に何回でも乗り降りができる「一日乗車券」が大変便利です。

川越大師「喜多院」

慈覚大師円仁が830年に創建したと伝えられ、境内の建物の多くは重要文化財に指定されています。正月のだるま市・2月の節分会・春の桜まつりなどで多くの人を集めます。

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お正月に多くの参拝客で賑わう境内。初詣はぜひ喜多院へ。

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慈恵大師が涅槃にむかえられた正月3日は、だるま市で賑わいます。

徳川家とのゆかりが深く、寛永15(1638)年の火災後の再建時に、江戸城内の建物が移築されました。これらは「客殿(家光誕生の間)」「書院(春日局化粧の間)」「庫裡」として、「慈恵堂(本堂)」や人気の高い「五百羅漢」とともに拝観コースで見ることができます。

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比叡山延暦寺第18代座主の慈恵大師良源
(元三大師)をまつる慈恵堂。

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「五百らかん」入口はお土産物屋さんのすぐとなり

泣いたり笑ったりと様々な表情の羅漢さまが538体おられる「五百羅漢」ですが、夜中にこっそりと羅漢さまの頭を撫でると一つだけ温かいものがあり、それは亡くなった親の顔に似ているのだという言い伝えがあります。
他にもこの喜多院には不思議な話や伝承話が多く残っているので、語り継がれてきたお話を辿りながら院内を巡るのも面白いです。

http://www.kawagoe.com/kitain/7wonders/

天台宗別格本山 中院

喜多院の南に位置する中院は、830年に伝教大師か最澄の弟子慈覚大師円仁により建立されたお寺です。 境内は落ち着いた風情で、島崎藤村所縁の茶室『不染亭』があります。

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市役所〜霞川周辺

「川越大師」から巡回バスで「氷川神社」に向かいました。途中、成田山別院、川越城本丸御殿、川越私立博物館・美術館などを通ります。小型バスなので20人も乗るといっぱいですが、運転手さんによるワンポイント観光案内も面白く、また気軽に途中の停留所で降りられるのが良いです。

氷川神社は五柱の家族神を祀るところから、「家族円満」とくに「夫婦円満・縁結びの神様」として信仰を集めています。

ひっそりした外観ですが、境内に入るとなかなかの賑わいです。本殿の脇に2つ箱が用意され、その中にある可愛い鯛の形のおみくじを釣り上げる趣向になっています。「一年安鯛みくじ」と良縁を祈願する「あい鯛みくじ」の2種があります。

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バス停を降りて車道からの入口。
大鳥居は右手の氷川会館前にあります。

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「一年安泰みくじ」手前の釣り竿で鯛の形のおみくじを釣ります。

「境内の小石を持ち帰り大切にすると良縁に恵まれる」との言い伝えがあり、巫女が奉製する「縁結び玉」が1日20体無料で頒布されています。また縁起の良い末広がりにちなんで、毎月八日と第4土曜日の午前八時八分に良縁祈願祭を執り行っています。縁結びにちなんだお守りも数多くありました。
この日も多くの「七五三」祈願のご家族を見かけましたが、縁結びだけでなく「安産祈願」に始まり人生の節目の様々な儀礼を執り行っていて、「ランドセルお祓い式」なるものもあるそうです。

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    「あい鯛みくじ」こちらは良縁を釣り上げます。

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    可愛い形で大人気です。

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    「赤縁筆」良縁グッズがここにも。

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    境内に華やかな趣を添える「舞殿」

あまり広くはない境内ですが、とくに目を引くのは「絵馬トンネル」です。奉納された多くの絵馬がびっしりとかけられてトンネル状の参道を形成しています。

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「菓子屋横丁」は、現在は10数軒の店舗が残る小さな一角です。関東大震災で被害を受けた東京に代わって駄菓子を製造し供給するようになったのがきっかけで、最盛期には70軒程のお店が軒を連ねていたそうです。

川越は飢饉の時の非常食であるサツマイモを美味しい商品作物に育てた土地です。甘みの強い「川越いも」を使ったものも多く、芋せんべいや芋羊羹、芋ケンピ、芋納豆、芋シュー、二色芋ババロア、芋プリン、芋ソフト、いもそうめん、いもまん、芋どうなつなどの芋のおやつが豊富です。
その他には、長さ1mほどもある巨大な麩菓子の「麩菓子の大黒棒」、焼きだんご、おせんべい、組み飴、懐かしい駄菓子が並べられ、この界隈はノスタルジーを感じさせる下町的な雰囲気を醸し出しています。

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明治26年に起きた未曾有の大火災で焼け残ったのが伝統的な蔵造り建物であったことから、川越商人たちが防火対策として店舗を蔵造り建築で建てたことから、この町並みが形成されました。倉庫としての蔵ではなく、店舗を蔵造りとしたところが特徴です。

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時の鐘(ときのかね)は、寛永年間(1624~1644年)に建立されたのち度重なる火災で鐘楼や銅鐘が焼失しましたが、その度に再建を繰り返し、現在の時の鐘は明治27年のもの。 江戸時代の形をほぼそのままに再現したそうで、川越のシンボル的存在です。今も1日4回 (6時、正午、15時、18時)町並みに鳴り響いています。

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川越商工会議所から南に延びている通りは、大正浪漫夢通りです。
かつては「銀座商店街」と呼ばれるアーケード街でしたが、近年に撤去。大正時代の家並みや石畳の商店街。レトロな建物が多く残り、映画の撮影舞台になっています。

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昭和3年(1928年)、武州銀行川越支店として建築されました。「ドリス様式」柱が特徴で国指定有形文化財に指定されています。 ここの角から南に向かうと「大正浪漫夢通り」に続きます。

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「大正浪漫夢通り」を、駅方面へと戻るかたちで道を進みます。
観光コースからは少し外れた住宅街に、各界の食通たちが絶賛するお豆富専門店があるのです。果たして、なぜこの場所に?と思うようなビルの一角にそのお店「仙波豆富・小野食品」さんが見つかりました。

入店すると、重厚な机がドンと置かれた奥に小さなショーケースあり、それが全てでした。欲しい商品を注文すると奥から持ってきてもらえます。
お客さんがひとりふたりとやってきて、そのお客さんが帰る頃にまたひとりふたりという風に、なぜか途切れることがないお店です。

ほんのり緑色したお豆富と豆乳は秋田産の青大豆を使っていて、信州産の白大豆とはまた違った豆の香りを楽しめます。
選りすぐりの極上大豆を使用している「ハイパーセット」は、めったにない贅沢なラインナップです。実際に食べてみたおぼろ豆富【ハイパー】は、お豆の味と香りが口の中に広がり、とろりとした濃厚なクリームのようでした。
ご主人にお話を伺ったところ、醤油の他にも塩やオリーブオイルで食べると豆の香りを引き立てて、また違った味わいを楽しめるとのことです。
本当に美味しいお豆富の味を知っているお客さんだけがやってくる、そんなお店でした。

http://senbatoufu.com/

青梅信用金庫 川越支店
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