青梅信用金庫

金融機関コード:1358

「青梅夜具地」とは・・・

「青梅夜具地」とは大正末期~平成11年頃まで青梅で織られていた布団地などの木綿織物のことです。昭和初期の頃から青梅は木綿夜具地を中心に一大織物生産地となりました。

昭和20年代には戦争特需や戦後復興とも重なり、青梅夜具地は全盛期を迎え、全国の夜具地シェアの6割を占め、織機がガチャっと音がすれば萬(お金)が入る「ガチャ萬時代」が約10年続きました。

その後も暮らしの必需品として庶民の生活に長く根付いていましたが、ナイロン・ポリエステル・アクリルなどの新繊維の実用化や、高度成長・東京オリンピックを契機とした生活スタイルの洋風化が進み、次第に青梅夜具地は衰退していき、平成11年頃に青梅夜具地の生産はほぼ終わりをつげました。

現在生産はされていませんが、沢山の青梅夜具地がまだ残っています。あおしんは青梅の限りある大切な財産である“青梅夜具地”を青梅の織物の歴史とともに多くの人々に伝えていくお手伝いをさせていただいています。

先日行われた“青梅宿アートフェスティバル「あおしん所蔵絵画展」”にも、色とりどりの青梅夜具地を展示し、来場者に実物を見て手に取り触れていただいたり、職員が青梅夜具地を使って作成した“しおり”を無料で配布しご来場いただいた皆様に大変喜んでいただきました。

現在、青梅信用金庫本店のウィンドウギャラリーに“青梅夜具地”を展示しています。是非、お近くにお越しの際はご覧ください。

尚、青梅の織物についての詳しい情報は『青梅テキスタイル』のホームページでご覧いただけます。

青梅テキスタイルホームページ http://life-ome.com/textile/

青梅夜具地

【青梅夜具地】

手作りのしおり

【手作りのしおり】