座談会01

あおしんには、MA(マネーアドバイザー)、MC(マネーコンサルタント)というフィールドがあり、女性職員が多数活躍しています。はたして、どんな仕事なのか。第一線んで活躍しているMA・MCに仕事内容ややりがい、今後のビジョンなどについて、語り合ってもらいました。

  • 井上温子

    営業推進部・係長

    井上温子 平成4年入庫。MCとして3年間活躍。育児と両立しながら、MCチームをまとめる。

  • 田口理恵

    営業推進部・係長

    田口理恵 平成28年入庫。平成30年にMAとなり、令和3年1月MCに就任。

  • 高橋梨沙

    店頭営業課

    高橋梨沙 平成29年入庫。平成30年から東村山支店にて営業を経験し、令和2年からMAとして従事。

MAは各支店に1名在籍し、MCはMAなどの提案活動を支援

―現在、みなさんはMA(マネーアドバイザー)やMC(マネーコンサルタント)として活躍されていますが、それぞれどんな仕事をしているのでしょうか?

髙橋
MAは個人のお客さまを対象に、ニーズに合わせて投資信託などの金融商品や、個人ローンなどを提案します。もちろん、初めて投資信託をご契約いただいたお客さまには、安心して運用いただけるようにアフターフォローも欠かせません。また、店頭での窓口業務や事務手続きなどもMA業務の一環です。MAは各支店に一人在籍しています。私の場合は、他店のMAと比べて入庫歴が長いので、店頭職員への商品勉強会なども率先して行うようにしています。
井上
既存のアフターフォローや新規開拓などでのお客さま先へ訪問は、どうしているの?
髙橋
店舗の混雑状況を見ながら、週に1日お客さまへのフォロー日を作るようにしています。ここ1年ほどは新型コロナウイルスの影響により、訪問するのが難しかったので、電話をしたり、郵送物に添えるお手紙を書いたりしていました。しかし最近は訪問する機会も増えてきたので、新規のお客さまなどは、当店をフォローしてくださっているMCの田口さんに同行してもらっています。
田口
そうだよね。MCは現在3名(5名中2名が育休中のため)いて、私は、髙橋さんが勤務する支店を含めて約11店舗を担当グループ店として担当しています。MCとして主な業務は3つ。1つ目は、担当グループ店のMAや営業担当の同行訪問による支援活動、2つ目は、若手MAや店頭職員への資産運用の個別勉強会、新人職員などへの投資信託研修や店頭職員への個人ローンの基礎研修。3つ目は、今はコロナ禍で中止していますが、お客さま向けの資産運用セミナーの企画・運営です。
井上
担当グループ店は異なりますが、業務は田口さんとほぼ同じです。ただし、私の場合はMC歴が最も長いので、MCとしての全店への支援活動も担当しています。例えば、年2回のMA情報連絡会を企画・運営して、各支店のMAの課題や成功事例などを共有したり、全店の売上実績や(お客さまからの)預かり資産を定期的に確認して、MCとしてできる支店へのサポートを考え、他MCと連携してアクションにつなげています。
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1年以上かけてMAに必要な知識・技術が学べるので、自然と心構えも備わっていく

―入庫してどのくらいでMAになるのでしょうか?

髙橋
私の場合は、営業を経験してからMAになったので入庫して4年目になりましたが、他のMAは入庫2〜3年目が多いですね。
井上
入庫1年目には、全体研修で投資信託や個人ローンの仕組みや商品知識を学び、私たちMCが企画した個別勉強会で、お客さまへの提案方法など実践に即したスキルを身に付けていきます。
田口
また個別勉強会は少人数で行うので、全体研修では詳しく聞けなかった所や、よく理解できなかった内容などを確認でき、商品知識や提案スキルの理解を深める機会にもなっています。それに店舗には必ずMAがいるので、直接いろいろ学ぶこともできます。ねえ、髙橋さん。
髙橋
そうですね。今も私は、次にMAとなる後輩の育成に取り組んでいます。例えば、マンツーマンでロープレの練習を行ったり、私の商談に同席してもらったりしていますね。
井上
MAになるために1年以上かけて、いろんな先輩たちから商品知識や提案スキルなどを学べますし、MAになってからも、先輩MAと同行しながら、仕事の流れなどを覚えていくので、無理なく成長を目指せます。
田口
そのあたりは、髙橋さんはどうだった?
髙橋
いきなり「来月からMAね!」と任命されるわけでなく、1〜2年ぐらい前に「そろそろMAを任せたい」と先輩から声をかけられるので、学べる期間があるのと同時に、MAになる心構えを事前に持てるのがよかったですね。
田口
MAになるまでの研修期間に、自信につながるような経験をたくさんできるのもメリットだよね。ちなみに、その後MAからMCに昇格するには、MAを3年ほど経験するのではないでしょうか。私がそうでしたから。
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MAは「人とのつながり」、MCは「MAの成長」がやりがいに

―改めて、MA・MCのそれぞれのやりがいは何ですか?

髙橋
自ら開拓したお客さまのなかには、懇意にしていただいている人も多いので、その人たちとのつながりであったり、支店のMAとして、投資信託や個人ローンを推進し、支店の職員全員で力を合わせて、新規の契約などを獲得できたりしたときは、やりがいを感じますね。
田口
髙橋さんは、支店内で若手職員向けに勉強会を企画していたよね。
髙橋
そうなんです。副支店長に相談して、店頭職員の商品知識や提案力を高めるために、1回30分〜1時間の勉強会を複数企画して、実施しました。田口さんが臨店した際には、若手職員のロープレを見てもらいました。その節は、どうもありがとうございました。
井上
支店の勉強会などは私たちMCが企画することが多いので、そういった活動を率先して行ってくれるのはMCとしても心強いよね。
田口
そうですね。
髙橋
ありがとうございます。 私も聞いてみたいと思っていたのですが、田口さんはMCとしてどんな所にやりがいを感じていますか?
田口
若手のMAが一人前に育つようにサポートすることが多いので、彼女たちが契約を獲得できたり、お客さまから喜ばれた声を聞けたりした時が一番嬉しいよね。
井上
それは私も同じ想い。これまでできなかったことが、MAになってできるようになっていく。その姿を見ていると、彼女たちの成長を実感でき、教えてよかったと思いますね。
田口
そうですよね。また、MAと年齢が近いこともあり、私の場合は、悩み事を相談されることも少なくありません。その悩み事を一緒に解決して、MAが一歩前へ進めるようになった時もやりがいはありますね。
髙橋
どんな相談をされることが多いですか?
田口
店全体で、投資信託などの金融商品の営業を推進していきたいと思っても、経験が浅いために、周りに働きかけられずに、どうすればよいか悩んでしまうというケースが一番多いよね。その時は、こちらから店舗の副支店長に相談して、推進の方針を決めたりします。それによって、MAは動きやすくなるので、以前とは見違えるほど、やる気を持って取り組んでくれるようになります。
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「あおしん」を応援してくださるお客さまが多いので、まずはお客さまを知ることに注力する

―反対に、MA・MCとして苦労していること(あるいは苦労したこと)はありますか?

田口
MAの頃は、お客さまから「今日孫ができたんだよ」「明日結婚するんです」などの言葉を日常的にいただいていたので、それをきっかけに商品をご案内することができました。しかし、MCになってからは各支店に月1〜2回程度しか訪問しないので、お客さまとの距離を縮めるのが難しくなってきましたね。
髙橋
どのように対処されているのでしょうか?
田口
MAとの密な連携だね。お客さまのことをよく知っているMAから、お客さまの情報を迅速にキャッチアップして、お客さまのニーズなどをいち早く把握するようにしています。
髙橋
田口さんがMA時代のMCはどなただったんですか?
井上
私が担当だったの。
田口
今覚えば、井上係長の存在は大きかったですね。投資信託は、これが正解というものがないので、お客さまから「任せるから、田口さんが選んで」と言われると、それこそ井上係長に電話をして、よく相談していました。そうですよね?
井上
でも、田口さんは自分で商品のことを勉強していたので、私としては「それで大丈夫よ」と言うだけだったけどね。
田口
その後押しがあるだけで、自信を持ってお客さまに提案できるので、非常に心強かったです。しかし、今は自分が聞かれる立場になったので、それこそ運用会社に訊ねたり、マーケット情報サイトに目を通したりして、自分なりに今後の株式の見通しを立てて、話せるように常に意識するようになりました。
井上
私はMC1期生で、支店の職員にもMCのことを理解されていない頃から活動していました。そのため、各支店とどのように連携を図っていくのか、MAをどのように支援していくのかを一から考えて、形にしていくのが苦労しましたね。田口さんも言っていましたが、MCは教える立場なので、勉強会を企画したり、お客さまに説得力のある提案を行ったりしなければなりません。常に自ら学ぶなど、主体的に動ける必要がありますね。
田口
そのあたりは大変ですよね。
井上
MAは一人ひとり性格や習熟度が異なるので、それに合わせて教育していくのも苦労する所ですね。基本的には、週1回MC全員で、各支店の数字や推進方法、個別勉強会などでの成功事例を共有して、MA全体のレベルの底上げを図るようにしています。
髙橋
私の場合は、株式投資などの資産運用に精通したお客さまに対応する時ですね。最新情報を常に収集したりして、こちらから役立つ情報を提供できるように事前に準備して臨みますが、それでも緊張して、お客さまからの質問に応えられない時も少なくありません。分からない質問などは、持ち帰ったりすることも多いですね。
田口
基本的に当庫をご利用いただいているお客さまは、「あおしんを応援したい」と思ってくださっている人たちなので、質問に応えられない時はお客さまが教えてくださることが多いはず。だから、そんなに緊張しなくてもいいと思う。まずは、お客さまを知ることに注力して、お客さまのことを好きになることが大切。実際、私もいろんなお客さまに教えていただいて、ここまで成長してこられたので。
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ライフステージが変わっても、仕事を続けていきたい

―最後に、今後の目標やビジョンを教えてください。

井上
引き続き、MAや店頭営業の職員に自分の経験・知識を伝えて、サポートしていきたいですね。いつもMAのことは自分の娘のように思っているので、成長していく姿を間近で感じられるのは非常に嬉しいです。私たちが扱っている株式や債券などは、社会情勢や景気に左右されるので、常に新たな知識を身に付けていく必要があります。そのため、年齢に関係なく、日々勉強が欠かせません。MAや支店職員、その先にいるお客さまの期待に応えられるように自分を磨いて、さらに信頼されるMCを目指したいですね。
田口
MCになって1年が経ち、ようやくMCとして貢献できることが少しずつ分かってきた所です。井上係長と同じように、自分の知識やスキルをもっと磨いて、お客さまにより良い提案をしていきたいと思っています。そして将来的には、私たちMCがサポートしなくても、各支店で提案業務が完結できるような環境を作りたいですね。
井上
そうなれば、女性が活躍できるフィールドも広がっていくよね。髙橋さんはどうですか?
髙橋
私は、結婚や出産、育児などライフステージが変わっても、仕事を続けていきたいと思っています。今も、残業もなく定時で退庫できているため、資格試験の勉強や、趣味の時間に活用できるので、プライベートはもちろん、仕事も充実できています。こうした働きやすい環境があるので、夢は叶うと思います。実際、支店には結婚して2人のお子さんがいる女性の役席者もいらっしゃいます。
田口
目標とする上司がいると励みにもなるよね。
髙橋
そうなんです。だから後輩のMAをまずは育て、早く井上係長や田口さんのようなMCになりたいですね。
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